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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

有限会社 鷺斫り(第59回)

斫り・解体業・廃棄物リサイクルで43周年
次世代に残す美しい環境づくりに貢献
 
鷺 弘海 社長

「先代が築き上げた信用という土台を受け継ぎ、今後とも斫り・解体業という分野できめ細かな分別解体を行い、建設廃棄物リサイクルを推進することで環境保全・資源活用に貢献し、福島県いわき市地域の皆様のお役にたてる会社であり続けたい」



 と抱負を語るのは、1972年10月の創業、今年43周年を迎える有限会社鷺斫り鷺弘海社長だ。
 鷺社長は創業の2年前、70年4月生まれの45歳。16歳の高校生のころから父親である先代社長の後について斫りの仕事を覚え始め、18歳で入社。26年の歳月を経て昨年4月に2代目社長に就いた鷺社長の、仕事に対する誠実さは父親譲りだ。
 3・11の震災の折には自宅も全壊の被害に遭うが、その処理を差し置いて、いわき地域全体のがれき処理に奔走したという。
 同社の行う分別解体は、「建物を建てる順序の逆をたどる」という丁寧なもの。リサイクル可能な廃材を選り分けながら解体していくことでリサイクル率は高まる。コンクリート、アスファルト、木くずなどは99%リサイクル可能だという。
 解体作業には、騒音・振動・粉塵は付き物だが、同社の作業員は近隣への配慮を怠らない。仕事終わりには、現場監督、顧客への挨拶を欠かさず励行。その評判はすこぶる良い。
 使用するダンプ・重機類はすべて自社所有。45年の歴史の中で1台1台買い足してきたものだ。中には20年以上使い続けた設備もあり、やむを得ず廃棄する時には、その設備と共に過ごした思い出が甦えるという。
 こうした設備を大切に扱う「もったいない精神」は、同社の廃材リサイクルの取り組みにも通じる。2カ所保有するリサイクルプラントでは、がれき類・木くず・廃プラスチック・金属くず・繊維くず・紙くず等を選別・粉砕処理。より品質の良いリサイクル製品を生産するとともに、再利用できない廃棄物は自社所有の最終処分場に埋め立てる。
 近年では、建設残土にセメントを混合した再生土の生産にも携わり、仮設住宅用の田畑跡地など、軟弱地盤の改良にも役立てている。
 一方、同社の従業員の高齢化も進んでいるが、鷺社長は雇用維持の構想を話す。
「先代の時代から身体を酷使して働いてくれている従業員には、身体が弱っても働ける場を提供するために、一般家庭ごみの再利用施設も構想しています。そこでは障害者雇用も視野に入れ、僅かながらも地域の雇用維持に貢献していきたい」
 鷺社長の誠実な眼差しは、いわき市の力強い復興と発展を見据えている。

【会社データ(問い合わせ先)】
本社=福島県いわき市小浜町中ノ作129―2
☎=0246―63―5173
創業=1972年10月
資本金=300万円
従業員数=44名
事業内容=斫り・解体工事業、産業廃棄物処分業
http://www.sagihatsuri.co.jp

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