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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

大博鋼業(シリーズNo.1191)

圧倒的な在庫量でスピーディーに対応
磨棒鋼流通を担う業界最大手

山口 登司夫社長

鉄を扱う企業は無数にあれど、徹底した品質管理のもと、豊富な種類の在庫を持ち、迅速な納品を行えるのは大博鋼業株式会社をおいて他にない。1946年の創業以来、磨棒鋼という棒状の鋼材を取り扱う。磨棒鋼流通界では最大手だ。


 同社の最大の強みは、なんといっても、鋼種・形状・寸法・長さの異なる約600以上の製品を常備している点。維持費の増加、品質劣化による商品価値の低下等、様々な問題が伴う中でも、在庫保有を続けている背景には、顧客への思いがある。「多種多様な要望に素早く対応するためです。顧客に選んでもらえる会社として生きていきたいので」と話す山口登司夫社長
 もうひとつの強みが、ネットワークの広さだろう。大阪本社を筆頭に、姫路・広島・福山・四国・福岡・北陸の6営業所を拠点とし、西日本に広大な販売網を構築。スピーディーな対応を可能にする。
 一方で、環境への配慮にも抜かりはない。省エネルギー、廃棄物削減等に取り組み、エコアクション21認証を取得。「仕事柄どうしても鉄くずが出てしまいますが、創意工夫によりいかにゴミを出さないようにするか、無駄を取り除くのか。『凡事徹底』という言葉のとおり、当たり前のことを徹底的に遂行することを心掛けています」(山口社長)

突然の社長交代
周囲に支えられて今がある

 山口社長が38歳のとき、創業者である父が脳溢血で倒れ、突然の社長就任を余儀なくされる。当時、従業員は25名ほど。彼らとその家族を背負っていける自信はなかった。「退職金はちゃんと出す。転職先を探してくれ」と告げ、3ヵ月の期限を設けた。ところが、誰ひとりとして何も言ってこない。このとき初めて「彼らの生活を守るため、必死にならなければ」という思いが生まれた。「従業員は何よりの財産です。自分1人では限界がありますから」(山口社長)
 そして、社長の座についてからずっと続けているのが、賞与時の面談。年に2度、全営業所をまわり、100名を超える従業員全員と1対1でじっくり話をするそうだ。
「顔を見れば従業員たちのことがわかります。悩みがあるなら、会社としてできる限り力になってあげたい。時には厳しいことも言いますが、従業員を思ってのことです」続けて「競争相手が多い業界なので、人材に勝る武器はありません。何を学んできたかは重要ではなく、入社後、何を学ぶかが大切です」と語る。
 2016年、創業70周年を迎える同社。来春、息子である山口毅常務にそのバトンを託す。「任せる以上極力口出しはしません。とはいえ、相談にも乗るし、協力もします。企業に大切なのは継続すること。100周年を目指してくれれば」と次期社長へ期待をかける。『凡事徹底』精神を託され、同社はさらなる飛躍を遂げるに違いない。

【会社データ】
本社=大阪市西区九条南2―23―20
☎=06―6581―8340
創業=1946年6月
資本金=3000万円
従業員数=116名
事業内容=磨棒鋼、各種鉄鋼製品の販売
http://www.dh-daihaku.co.jp

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