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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

百合ヶ丘産業(ゆりストア)(シリーズNo.1370)

百合ヶ丘の顔として半世紀
地域と共に歩むスーパーマーケット

   
笠原 勝利 会長        森谷 重義 社長

 百合丘一丁目一番地――小田急線百合ヶ丘駅を降りると、すぐに目に飛び込んでくる「ゆりストア」は百合ヶ丘の「顔」だ。経営するのは、川崎市で地域密着のスーパーマーケットを5店舗経営する百合ヶ丘産業株式会社
「1号店である百合ヶ丘本店は、百合ヶ丘団地の建設に合わせて1960年にオープンしました。創業者である父・笠原博は、地主として駅含めた地域一帯の開発にも関わりました。実は百合ヶ丘という駅名も父が名付けたものなんです」
 と、語るのは同社の2代目である笠原勝利会長


 創業当初は、まだスーパーマーケットという業態も珍しい時代。農業を営んでいた笠原家は、経営に悪戦苦闘しつつも「ゆりストア」の独自性を築いていく。
 笠原会長は、大学を卒業後そろばん塾にて10年講師を務めた後、入社。
 81年に代表職に就任後、行ったのは地方の生産者と組んだ「希少で、質のいい品」の取り扱いだ。
 岩手の“南部どり”や長野の“伊那りんご”など良い特産品があると聞きつければ、すぐに駆け付け仕入れを交渉。山形の羽黒農協とは、地域のイベントにも参加し、全社一丸となって関係を深めるなど、生産者と地域をつなぐ橋渡し役としても機能してきた。
 そうして、取引先と深く付き合うことで助けになったことも多くあるという。
「オイルショックの際は、トイレットペーパーがどこを探しても無いという状況でした。しかし、そんな時にも、優先的にゆりストアに品を回してくれる取引先がありました。安く買い、安く売るだけでなく、仕入先・生産者のメリットも考えて、長く信頼関係を築いてきた結果です」(笠原会長)
 そうした“目玉商品”が評判を呼び、専門店にも引けを取らない高品質な品が並ぶスーパーとして、地域での地位を確たるものとしていった。

次世代へのバトン
未来に向けた地域貢献

 現在代表を務めるのは、笠原勝利会長の娘婿であり、CGC本部勤務の経歴を持つ森谷重義社長
「経営の手法や流行は常に変わり続けていきます。価格競争が激化し、安価なものが重視されがちな時代ではありますが、森谷も時代に合わせた経営で腕をふるっています。これからも地域の一番店として、愛され続けていきたいですね」
 と語る笠原会長は、91年より12年間川崎市の市議会議員を務め、現在も地域の観光協会の役員を務めるなど地域貢献にも精力的だ。
 大手スーパーが隆盛を誇るなかでも、地域に支えられながら、地域と共に生きるゆりストア。消費者・地域社会・従業員・そして会社としての4つの幸せを目指す同社の、次の50年にも大きな期待が持てる。

【会社データ】
本社=神奈川県川崎市麻生区百合丘1-1
☎=044-954-5811
設立=1960年4月
資本金=5000万円
事業内容=スーパーマーケット経営
http://www.yuristore.co.jp

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